ライトゲーム用のリール選びで「ダイワ 23レガリス LT2000S-XH」と「24レブロス LT2000S-XH」で迷っていませんか?
どちらも人気のLT(ライト&タフ)シリーズで、価格帯も近く、カタログスペックだけでは違いがわかりづらいのが正直なところ。
しかし、実際に使用感や構造を比較してみると、ハンドルの固定方式や重量、設計の細部などに明確な差があります。
この記事では、週末アングラーの方に向けて「軽さ」「価格」といった実釣で体感しやすいポイントを中心に、両モデルの違いを中立に比較。
最終的に、どちらが自分に合っているかを判断できるよう、スペック表・メリット・デメリット・口コミ情報を交えながら解説します。
スペック比較表|ダイワ 23レガリス vs 24レブロス

スペック項目 | 23レガリス LT2000S-XH | 24レブロス LT2000S-XH |
---|---|---|
自重 | 約180g | 約200g |
巻き取り長(1回転) | 81cm | 81cm |
ギア比 | 6.2:1 | 6.2:1 |
最大ドラグ力 | 5kg | 5kg |
ベアリング数 | 5(+1) | 4(+1) |
ハンドル方式 | ねじ込み式 | 差し込み式 |
ボディ素材 | ZAION V | ZAION V |
参考価格(実売) | 約8,000〜9,000円 | 約7,000〜8,000円 |
※価格は2025年7月時点の平均相場です。
ダイワ 23レガリス LT2000S-XHの特徴・口コミ・メリット・デメリット
「軽さ」「操作性」「剛性」をバランスよく兼ね備えたライトゲーム向けリールとして、23レガリスは高く評価されています。特にこのLT2000S-XHモデルは、アジングやメバリングといった繊細な釣りに適した仕様で、週末アングラーからの支持も厚い1台です。
最大の特徴は、200gを切る圧倒的な軽量ボディ(約180g)です。同価格帯では珍しい“ねじ込み式ハンドル”を採用しており、巻き取り時のガタつきが少なく、より高い一体感を生み出しています。
また、ボディ素材には、上位モデルにも採用されている「ZAION V(ザイオンV)」を使用。軽量かつ高剛性を実現し、パワーゲームにもある程度耐えうる強さを備えています。
ユーザーからの口コミでは、「1万円以下とは思えない質感」「XH(エクストラハイギア)でも巻きが軽い」「手首が疲れにくい」などのポジティブな声が多く見られました。
一方で、「ラインローラー部の回転が渋い」「ドラグの出だしがやや硬め」という意見もあり、チューニングや注油で補っているユーザーもいます。
総合的に見ると、23レガリスは価格以上の完成度を誇り、特に「軽さ」「巻き感」「構造の安心感」に魅力を感じる方にとって、非常に満足度の高いモデルといえるでしょう。
ダイワ 24レブロス LT2000S-XHの特徴・口コミ・メリット・デメリット
2024年モデルとしてフルモデルチェンジされた「ダイワ 24レブロス」は、エントリー価格帯ながら上位機種と同様の素材や設計思想を取り入れた、新時代のスタンダードリールです。
大きなポイントは、23レガリスと同様にボディ素材に「ZAION V(ザイオンV)」を採用していること。軽量かつ高剛性で、巻きの安定感や耐久性がしっかり確保されています。ただし、自重は200gと、23レガリス(180g)と比べると約20g重くなっています。
また、ハンドル固定方式が「差し込み式(供回り)」である点も、23レガリスとの大きな違いです。操作感という面では、ねじ込み式に比べてやや剛性感に欠ける部分があり、繊細な釣りではガタつきを気にする人もいます。
🔧カスタムパーツ対応という「伸びしろ」も魅力
この“差し込み式ハンドル”には大きな利点もあります。それが「カスタム性」です。
24レブロスはハンドルやノブがダイワSタイプの規格に準拠しており、社外パーツへの対応幅が非常に広いのが特長。HEDGEHOG STUDIOでは、専用設計の高精度カスタムハンドルやアルミ製ノブが多数展開されており、自分のスタイルや好みに合わせたリールチューンが可能です。
実際、「最初は安いから買ったけど、カスタムしてからが本番」という声も多く、“育てるリール”として楽しむ人も少なくありません。
決定的な違いは?|実釣で効く3つの分岐点
ハンドル構造の違い:ねじ込み式 vs 差し込み式
23レガリスは「ねじ込み式ハンドル」によりガタつきが少なく、巻き感がしっかりしています。24レブロスは「差し込み式」で遊びが出やすく、操作感ではやや不利です。
自重の差:180g vs 200g
ライトゲームにおいては20gの差が顕著に現れます。軽さ=感度=快適さ、という点でレガリスが優位。
500円玉約3〜4枚分ですが、ずっと持っていると考えると20gの差はかなり大きいですね。
価格と位置づけ
実売価格は1,000円ほどレブロスが安価ですが、巻き感・軽量性・ハンドル構造の違いを考慮すると、レガリスは価格差以上の価値があります。
こんな人には23レガリス/こんな人には24レブロス|タイプ別おすすめ
✅ 23レガリスがおすすめな人
- 軽さを最重視する人
- ライトゲームで感度を大切にしたい人
- 価格差よりも快適性を優先したい人
✅ 24レブロスがおすすめな人
- 予算を抑えたい人
- カスタムで楽しみたい人
- 初心者でまず1台目が欲しい人
よくある質問(FAQ)
Q. 上位機種との違いは?
⇒ ドラグ性能・静音性・剛性感は上位機種に劣るが、価格を考えれば実釣面で十分な性能。
Q. ハンドル方式の違いは実感できる?
⇒ 繊細な釣りほど実感しやすい。ねじ込み式の方が剛性が高く、巻きの一体感がある。
Q. 海釣りにも使える?
⇒ どちらも対応可。ただし使用後の水洗いなど基本的なメンテナンスは必要。
Q. ドラグ性能の差は?
⇒ 数値上は同等だが、出だしの滑らかさはレガリスがやや優位。
まとめ|ライトゲーム重視ならレガリス、価格優先ならレブロス

23レガリスは軽さ・巻き心地・ねじ込み式ハンドルによる剛性感が魅力。感度が求められるライトゲームには最適です。
24レブロスはコスパとカスタム性に優れ、入門機として十分すぎる性能。釣り初心者や「まずは1台」の方に向いています。
最終判断のポイントは「釣行頻度」と「快適さにどこまでこだわるか」。この記事があなたの1台選びの参考になれば幸いです。
きつねはレガリスを買いましたよ!